水槽を購入するその前に!用途で探す、失敗しない水槽の選び方
ザリガニもまた根強い人気を誇る水生生物です。鑑賞用に紹介されている種類も様々で、目の覚めるようなエレクトリックブルーに輝くザリガニや、ブルーやホワイト、そして最近では一般的なアメリカザリガニの赤い色とは全く違う、ルビーのようなレッドタイプのザリガニも紹介されています。
ザリガニは種類によって大きさにも相当な差がありますので、水槽を購入する前に、まずは飼育するザリガニの種類を決める必要があります。また、大型のザリガニは暑さに弱い傾向にありますので、夏場は観賞魚用のクーラーを用意してあげる必要があるでしょう。
飼育に適しているのは10センチ以下の小型ザリガニで、このような種類であれば30センチの水槽でも十分に飼育と繁殖が可能です。なお、ザリガニはヒーターやポンプなどのコードを器用に登り、よく外に出ていってしまいますので、フタはしっかりとしておく必要があります。
鑑賞用として静かに注目を集めているザリガニですが、その反面、万一、野外に捨てられたり、脱走してしまった場合、日本の自然環境に計り知れない脅威となる可能性があることから、広く警戒が呼びかけられるようになってきました。
ザリガニに限ったことではありませんが、野外に飼育動物を放してしまうと、しばしば環境に深刻な悪影響が生じてしまうものです。飼育を始める際にはあらかじめ最後まで面倒をみられるかどうかを十分に検討しておくことが、後で手に負えなくなった生き物に頭を悩まさずに済む最も合理的な方法です。
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小さくても管理のしやすい水槽。